今年5月18日に続いて2回目のフォーラム。今回は、特に公民館の利用団体にも参加を呼びかけた。20人が参加し、公民館の改修に向けて意見交換をした。
松石代表はあいさつで「改修に向けて利用者の意見を自由に出し合うためのフォーラムである」と主旨を話した。続いて、同ネットが主催するコンサートでのアンケート結果を解説。利用者からは「空調をどうにかできないか」「トイレが少ない」など、演奏者からは「(演奏もできる)楽屋がほしい」などの意見があることなどを紹介し、解決策の一案として、石館ホール奥に楽屋棟を新築すること、ロビーや地下含めて、スペースの再配分を検討することなどを提案した。
意見交換では、参加者がそれぞれの団体の立場から改修への意見を出しあった。陶芸サークルからは、 陶芸用の窯(かま)を更新してもらいたいといった意見、絵画サークルからは、物置が足りないといった意見が出た。また、着付けサークルからは和室が欲しいという意見も出た。また、利用料が上がったり、長期間利用できなくなるのは困るという意見も出た。あるサークルからは、「メンバーの高齢化により、坂を上がるのが辛くなってやめていく人もいる。近くにバス停を作れないか」といった切実な意見もでた。
一方、公民館を改修したら利用したいという劇団関係者は、講堂で演劇を行うならば、照明用電源の容量を現行の三倍程度にしてもらいたい。照明を吊り下げるバトンの設置などが必要、といった意見も出た。
また映画祭を主催したきた参加者からは、他の公民館の事情や、文化発信拠点として市の再活性化の関連で考えることが重要ではないか、更にメディアの協力も必要であるとの意見もあった。
司会(加藤)より、市の今後の動きを想定し、市の提案後に対応するのではなく、「議論の場」を「議員、各グループ、専門家ら」で構成されるなんらかの委員会とし、今回の議論を反映させ議論しその結果を各受益者に報告するのが望ましいとの考えが出された。
イキ!ネットでは、アンケート結果やフォーラムでの議論をまとめて、今後の公民館改修に向けての議論の準備をしていきたいと考えている。